大工技能者の職業能力基準(案)に基づき、対象となる大工技能者の経験年数を基準として職業人として必要とされる素養(コンプライアンスやコミュニケーション能力等)、専門知識、技術・技能、取組み姿勢などを評価できる木造住宅業界全体で共有する職業能力評価シート(案)をH26年の予備調査を踏まえて、H27年の試行調査に向けて作成された。
この職業能力評価シートは、大工技能者自身による自己評価に加えて上司による評価を並行して行い、本人と上司の相互が技能レベル等の到達度を確認・共有できる内容となっている。加えて、大工技能者自身が自分の技能レベルの到達度を認識し目標ができることと共に、上司や会社は、仕事のミスマッチを防ぎ、技能修得・育成の方向を検討できるようになっている。
